ゲームしたっていいじゃないか


世界保険機構(WHO)はゲーム依存を精神神経系の病気の一つであると位置づけました。 私は平成に生まれ、子どものころからゲームに触れて生活してきましたし、今でもゲームは好きです。 ゲームのおかげで知り合えた友人もいますし、一人でゲームをしていた時間も好きでした。 


そんな環境で育ったためか、ゲームに対して批判的な報道を見て否定したい気持ちがあり、 一方的にゲームを悪いものだと決めつけ、ゲームそのものが悪であるかのような記事を読むと残念な気持ちになります。 もちろん、ゲームに依存しすぎることで社会的な立場を弱くし、自身の生活をないがしろにする人が存在することに納得もしています。 しかし、付き合い方さえ間違えなければストレスの発散やコミュニケーションツールとして有効であると考えています。


・同じ依存で何が違うのか

ゲームと似たような扱いのものにお酒があります。 アルコール依存症と呼ばれる病気があり、多くの人がその危険を知っています。でも皆さん、お酒好きですよね? 飲酒運転、暴行等々のお酒にまつわるトラブルが多いにも拘わらず多くの人が関わっています。 それはお酒を嗜む多くの方が、お酒はストレスの発散やコミュニケーションの潤滑剤として有効なものであると理解しているからです。 お酒との付き合い方を心得ている人とって、お酒は依存の対象ではなく趣向品として扱われます。


 ゲームも同じです。 上手につきあうことができれば、ゲームは嗜まれる趣向品としても扱えます。一概に悪いものだと決めつけて子どもに触れる機会すら与えないことは、ゲーム世代に生きる子どもにとってはむしろ危険である可能性すらあります。 依存症の問題は、依存することでだれかが困ることです。誰も困らなければ問題ありません。一概に否定するのではなく、上手な付き合い方を学んでいきたいですね。



(from SAKURAI) 
1993年生まれ、兵庫県神戸市在住。社会福祉士。平成生まれのゆとり世代として、どうせ暮らすならいい世の中にしたいと思う。アイスの実は白桃が好き。

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このマガジンは、物事を社会福祉的眼鏡から覗きます。 見る角度が異なれば印象も意味も変わってきます。 我々は、あえて福祉という偏った見方をすることによって、 福祉的アプローチがあるという気付きの価値を振りまきます。 社会の問題に関心を持つ人が増えて欲しいという願い。

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