文化と商業と京都を訪れました。1年ぶりでしたが、ニュースの通りインバウンドが多く、多国籍で活気付いていました。日本の文化都市に皆が訪れることは賛成なので、そんな見慣れぬ京都も楽しかったです。2019.10.07 10:00
まさか自分が被災するとは思っていない。台風15号の影響で千葉県に大きな被害が出ており、多くの方が被災されています。まさかライフラインに制限が発生し、生活が脅かされるほどの被害が出るとは予想できなかったでしょう。2019.09.12 10:00
知っている言葉しか検索することはできないインターネットって便利ですよね。僕もよく利用しています。自分の知らないことが瞬時にわかる、気になることをすぐ調べられます。便利すぎて大学入試の答えまで教えてくれる始末です。そんなインターネットですが、一つ問題をあげるとすれば、「知らない言葉は検索できない」ということではないでしょうか。「は?」「バカなの?」「気持ち悪い」という意見もあるかとは思いますが、実際、調べるという行為によって答えが導き出されるというメカニズムなのです。少し考えていきます。1,単語は知っている×意味(概要)は知らないこれに対しては最強です。古今東西の先人の知恵が集まっています。伊集院光は「ヤフー知恵袋」の回答者を知恵者と呼んでいましたが、まさに知恵者の集結であり、それほどの情報量が蓄積されています。いわば、その中から探し当てる作業にはめちゃくちゃ向いています。2,単語は知らない×意味は知っているこれも1同様の理論により適しています。1よりも精度は落ちますが、発揮してくれます。3,両方知らないもうお終い。知らないということも知らない。逆ソクラテス。無知の無知。当然ですが、知らない言葉を検索することは現代社会では不可能とされています。少なからず知っている言葉でのみ、インターネットは力になってくれるのです。つまり、「ミリしら」の状態では知ることができないということが言えます。・知らないことに出会うことできるか既存の情報ではなく、新たな情報に出会うことを求めるのならば、インターネット以外の方法を求める必要があると思います。例えば、GoogleやAmazonではアルゴリズムによって自分が求める(求めそうな)モノがサジェストされます。これは、検索や買い物の利便性が上がる一方で、自分の考える範囲内のモノが提案されています。その枠から脱却しない限りは、自分の脳内にありそうなものにしか手が届きません。全く読んだことのない本を求めるのならば、本屋に入る前に「入って3番目の棚の上から2段目の左から6冊目の本を買う」などの思考外の行動を起こすことが簡単にできる方法でしょう。この方法により、自分が出会えなかった本や出会いに巡り会うことができます。この広い世界への旅が可能になり、自分のスケールが広がります。一期一会の素晴らしさがあります。僕はこんな出会いがありました。2019.09.01 10:00
「いい年して」のいい年って何歳から?いい年して結婚していない。いい年して少女漫画を読んでいる。いい年して免許も持っていない。 ひとを批判するときにもしばしば使われるこの言葉たちですが、聞くたびに疑問に思います。 いい年って何歳だ? 2019.08.20 10:00
本物とリバイバルとカルチャーと最近、「リバイバル」という言葉をよく耳にします。厳密には数年前から聞くようになりましたが、代表的な例としては90年代のファッションなどがわかりやすいと思います。2019.08.02 11:39
社会学的言霊言霊ってありますよね。言葉には力が宿っていて、言ったことが本当に起きたりするやつです。社会学にも似たような考え方があり、ラベリング理論と呼ばれています。その人の言動や行動といった特性は、その人の内側から来るものではなく、他社からラベリング(レッテル貼り)をされたものに影響されているという理論です。 オタクというレッテル貼りもとは社会犯罪学の中で生み出された理論ですが、現代でも同じことが言えます。 身近な例でいうと「アイドルオタク」です。自分ではちょっと好きなアイドルがいただけでそのつもりがなかったとしても、周囲からお前はアイドルオタクだ、とレッテルを貼られることで、自らアイドルオタクたる行動をとるようになります。 特定の名称のみならず、特性についてもラベリング理論は当てはまります。 君は真面目だね、という言葉を受けて、自分は真面目なんだ、真面目であるように振舞うべきなんだ、といった心理が働くことにもなります。 無意識下でのラベリング誰しもに当てはまるラベリングとして、性別を挙げます。自分は男だ。自分は女だ。と多くの方が認識しています。そして、無意識のうちに「男ならこうするべき」「女ならこうするべき」といった行動規範に沿った行動をしているのです。 ここで大切だなと思うことは、これらのラベリングがほぼ無意識で行われているということです。自分自身の行動に作用しているだけならいいのですが、これを他者にも無意識で当てはめてしまうことで軋轢が生じてしまいます。 男なら男らしく、女なら女らしく…。それを美徳を感じる感覚は理解できますが、強要することではありません。ジェンダーにも配慮できてません。古い考え方ですね。 話がそれましたが、ラベリング理論はその存在を意識し、慎重に発言することが大切です。どうせなら良いラベリングを昨今のニュースでは芸人の不祥事、放火、通り魔と色々ありますが、あまりいい話は聞きません。しかし、社会は個の集合です。社会に対してのレッテル貼りは、やがて個人に影響を与えるかもしれません。どうせなら日本の未来は明るいとか、世界は平和になりつつあるとか、ポジティブなレッテル貼りをしたいものです。2019.07.23 10:00
無印良品という思考停止皆さんは「無印良品」というお店をご存知でしょうか。私は知っており、実際に購入したこともあります。不揃いバアムはもはやバアムクーヘン界を支配しつつありますし、この世の物の約8割が売っていると言います(私調べ)。つまり名前の通り、シンプルで優れた生活品は揃ってしまいます。あれこれ探したり、値段を心配することもないのです。しかし、その一方で選択の機会の損失にも繋がってしまうのではないでしょうか。海外の商品もネットで買える時代に、買う楽しみを感じてみても良いと思います。・シンプルな作業的購買 無印良品で購入することのメリットは、やはり「シンプル」ということが挙げられます。先頃、「ノームコア」という概念も流行の一途をたどり、より既存の生活に溶け込みやすい物が好まれてきました。「ミニマリスト」の出現も、より簡素でシンプルな暮らしへの願望の表れだと思います。 その点、購入するものが概ね決まっているように思います。自分のイメージ内で既に完結しているような感覚です。生活の質向上には一役買いますが、「買い物」として捉えた時、少し寂しいように思わないでしょうか。 物を買う時のワクワク感、悩ましい時間、買った時の異常な興奮(値段が高ければ高いほど強い気持ちになってくる)は何ものにも代えがたいです。メルカリやZOZOなどにより、実物を見ない買い物が主流になりつつあります。物を買うことの多幸感というものが奪われているのではないしょうか。「私はこの商品を買ったんだ」という認識、その物への愛情や所有者たる感覚が芽生えるのではないでしょうか。・買わなくても良い、選択肢に入っているかどうか 要するに、この世界にはたくさん物があるけれど、どこに辿り着けるかな?という旅の感覚が買い物にもあると思います。 シンプルが一番、使いやすいのも承知ですが、たくさんの商品、作品があるということを考えるだけで豊かな人生になるのではないでしょうか。例えば、イッタラはフィンランドの小さな村のガラス工場で生まれ、使いやすさと暖かい色合いで日々の生活を豊かにしてくれます。柄が綺麗すぎる・・・。2019.07.15 10:00
ゲームしたっていいじゃないか世界保険機構(WHO)はゲーム依存を精神神経系の病気の一つであると位置づけました。私は平成に生まれ、子どものころからゲームに触れて生活してきましたし、今でもゲームは好きです。ゲームのおかげで知り合えた友人もいますし、一人でゲームをしていた時間も好きでした。 そんな環境で育ったためか、ゲームに対して批判的な報道を見て否定したい気持ちがあり、一方的にゲームを悪いものだと決めつけ、ゲームそのものが悪であるかのような記事を読むと残念な気持ちになります。もちろん、ゲームに依存しすぎることで社会的な立場を弱くし、自身の生活をないがしろにする人が存在することに納得もしています。しかし、付き合い方さえ間違えなければストレスの発散やコミュニケーションツールとして有効であると考えています。・同じ依存で何が違うのかゲームと似たような扱いのものにお酒があります。アルコール依存症と呼ばれる病気があり、多くの人がその危険を知っています。でも皆さん、お酒好きですよね?飲酒運転、暴行等々のお酒にまつわるトラブルが多いにも拘わらず多くの人が関わっています。それはお酒を嗜む多くの方が、お酒はストレスの発散やコミュニケーションの潤滑剤として有効なものであると理解しているからです。お酒との付き合い方を心得ている人とって、お酒は依存の対象ではなく趣向品として扱われます。 ゲームも同じです。上手につきあうことができれば、ゲームは嗜まれる趣向品としても扱えます。一概に悪いものだと決めつけて子どもに触れる機会すら与えないことは、ゲーム世代に生きる子どもにとってはむしろ危険である可能性すらあります。依存症の問題は、依存することでだれかが困ることです。誰も困らなければ問題ありません。一概に否定するのではなく、上手な付き合い方を学んでいきたいですね。2019.07.09 10:00
人は人智を超えたものが好き〜久保健英は天才なのか〜 私は小中高の12年間、サッカーをやってきました。プロに憧れることもありましたが、小学生の時に原口元気選手(現ハノーファー)のいるチームにボロ負けして諦めたことを今でも思い出します。時は経ち、代表選手の多くが海外でプレーするようになりました。中でも、レアルマドリードへの入団が決まった久保健英は連日メディアを賑わせています。しかし、その過剰とも言える「天才」「逸材」という持ち上げ方が気になりり、考えてみました。(天才ということは同意ですが)サッカーマガジンではないので久保健英についての説明は簡易的になります。・久保健英レベルの18歳は存在するのかまず、レアルマドリードに所属する日本人となると、存在します。下部組織ではありますが、中井卓大は、現在15歳で9歳の時から所属しています。中井卓大も大いに話題になりつつあり、代表にも招集され始めました。世界規模となると、ブラジルのヴィニシウスが18歳でレアルデビューを果たしレギュラーに定着しています。フランスのエムバペは17歳で当時所属していたモナコの最年少ゴール記録を塗り替えています。そのエムバペはW杯でも10番を背負い優勝し、今最も市場価値が高い選手です。(2億ユーロ:約248億円)二人とも共通して「神童」と呼ばれ、世界のトッププレイヤーの仲間入りを果たしています。少なからず、世界を見ると18歳で活躍している選手は存在しています。更に、日本代表デビューを果たした久保健英ですが、市川大祐は更に若い年齢でデビューを果たしています。市川の時にどれほど騒がれていたかはわかりませんが・・。・「天才」で片付けることなかれ久保は確かに天才かもしれません。今の雰囲気だと、久保を批判=なんだかとても悪いことのように感じます。イタリアのガゼッタ・デロ・スポルトもスペインのマルカ紙も、イギリスのBBC、ドイツのビルドなど、各国のメディアはどんなに優れて実績のある選手でもプレーが悪いと批判する。その代わりに、良いプレーをすると褒める、といった基本構造になっています。それに付随し、サポーターも容赦なくブーイングをします。選手を個人として尊重し、ある意味で批評をしているので、厳しくも暖かい目で育てるような感覚を覚えます。その点、日本のメディアでは有名選手を批判する報道はほとんど見られません。スター選手は何をしてもずっとスター、というスタンスです。国柄もあるので、どちらが優れているという話ではありませんが、個人として見るからこその批判(もしくは議論と言っても良いかもしれません)が行われる訳で、彼はすごい!天才だ!と言っていて終わるのでは話として内容がありません。「世界で活躍する日本人」「神業」「○○年に一度の天才(アイドル)」など、賛美しやすいようにカテゴライズする傾向が近年で特に感じることが増えた気がします。褒めること、期待することはもちろん良いですが、その先にある個を見ることも、必要な場面があるのではないでしょうか。期待に押しつぶされる可能性や天狗になってしまうことも有り得るでしょう。天才だって、神童だって、人間なのです。今週の一曲hitomi / LOVE20202019.07.03 10:00
アンパンマン福祉論多くの子どもが通る道であるアンパンマン。国民的ヒーローと言っても過言ではないでしょう。アンパンチによって悪を成敗し、泣いてる子どもへ自分の顔を千切って食べさせます。アニメの中でも、現実でも、多くの人から好かれる人気者です。そんなアンパンマンですが、原型となった「アンパンマン」をご存知な方は少ないのではないでしょうか。初代アンパンマンは冴えないおっさんだった原型となったアンパンマンは、アニメのアンパンマンのようなマスコットキャラクターではなく、汗だくで太ったこげ茶色のマントを羽織ったおじさんです。ヨロヨロとどうにか空を飛び、他のヒーローにからはニセモノだと後ろ指を指されます。子どもからも馬鹿にされ、ソフトクリームの方がいいとすら言われます。ヒーロー「アンパンマン」そんなアンパンマンですが、誰になんと言われようと使命は変わりません。泣いている子どもの元へ飛んで行き、アンパンを届けます。お話の最後では戦争による飢餓に苦しめられている子どもたちの元へアンパンを届けた際、飛行機と間違われ打たれてしまいます。アンパンチが打てるような強い力があるわけではありません。バイキンマンという悪と直接戦い、勝つわけでもありません。しかし、もう最後かと思うとき、アンパンを持って空の向こうに現れたアンパンマンは子どもたちにとってまさしくヒーローだったでしょう。かっこいいってなんだろうリスクを考えない、自己犠牲に近い原作アンパンマンの姿勢は現代社会では評価されるものではありませんが、「お腹を空かせた子どもたちのために」という行動理念を貫き通す様はとてもかっこいいと思いませんか?多様な文化により「かっこいい」の概念は様々な形を持つようになりましたが、この後ろ指を指されるダサい格好のおじさんは「かっこいい」と思わせるような魅力があります。世の中について考える中で何が正しいのか悩む時が多々あると思います。そんな時、アンパンを配るおじさんが僕らに答えを示してくれる事があるかもしれません。2019.06.24 10:00
「まぁ、いいじゃん」が社会を変える〜注文を間違えるレストラン〜人生100年時代、引き起こる問題として「認知症」の人の増加が考えられます。私の祖母も現在進行形で認知症です。私は社会福祉学を学んでいたので、まだ理解はあった方だと思うが、両親は一般職についており、全く理解がない状態だったので苦労している様子でした。ある日突然、ケトルを火にかけ始める。高いサプリを買ってくる(買わされてくる)。散歩から家に帰ってこれない。などなど、よく聞く話が我が家にも起こりました。ここまでベタで王道な認知症状を聞くと、「あぁ、おばあちゃんも始まったな」とある種の受け入れができるのですが、両親はパニック、というか苛立っていました。しかし、両親が悪いというよりは、準備段階で学びの場が少ないことも起因しているように感じます。どこかの段階で、認知症やその他の病気へのフックがあれば、もう少し楽に穏やかに、受け入れられたのかな、などと思います。この記事がそんな場になれば良いと思います。・認知症とは脳の働きの低下が原因となって引き起こされる症状のこと。その症状には、脳の働きの低下によって起こる中核症状と、環境や体験による周辺症状がある。正直、認知症の定義を見ても良くわかりません。学校でもなければテストもないのだから、もう少し体系的に見たいと思います。2019.06.17 10:00
給料上げたら良いって話でもない多くの方に就労の経験があるかと思いますが、皆さんが仕事に満足感を得るのはどんな時でしょうか。人それぞれですが、例えば「感謝された」「給料を貰った」等あるでしょう。逆に、不満足だと感じるのはどんなときでしょうか。「嫌いな上司がいる」「嫌な業務がある」等、様々あると思います。2019.06.10 10:00